みそら64

裂果が少なく、果揃い抜群!
食味の良い耐病性品種

【用途】
1.果形、果揃いがよく、青果用として陳列したときに見栄えが良い品種。
食味は、甘みと酸味のバランスが取れた味で生食に向く。
2.調理してもトマトの味がしっかり残り、肉類の料理と良く合う。
【特性】
1.草勢は中強で節間は短い。葉は中葉でやや開帳性となり、過繁茂になりくいので作業性が良い。
2.早生で、着果性に優れ、1果房あたり4~5個で安定する。果揃いが非常によい。
3.玉伸びが良くL玉中心となり、空洞果や裂果が非常に出にくい。そのため秀品率が高い。
4.果実は濃桃色の豊扁円形で花落ちが小さく、外観が美しい。
【耐病性】
1.トマトモザイクウイルス(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病、葉かび病(Cf9)に耐病性強。
2.斑点病、ネコブセンチュウに耐病性中程度。青枯病に比較的強い。

栽培のポイント

草勢が強めで、基肥が多いと樹ボケしやすいので、極端な若苗定植や多肥、多潅水は避ける。

1.育苗
育苗は極端な管理は行わず、素直な苗仕立てを心がける。鉢上げは10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは遅れないように行い、根の活力の高いしっかりした苗を作る。
2.圃場準備
事前に畑の土壌診断を行い、適正な肥料設計を基本とする。元肥量の目安としては窒素成分で8~10kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを目安とする。草勢のバランスや品質向上を図る為にも緩効性肥料や有機質肥料を上手に活用するとよい。
3.定植・栽培管理
定植は第一花房第一花の開花はじめ程度を目安にし、極端な若苗定植を避ける。定植後に活力の高い根群を作っていく管理が大切である為、初期潅水は必要最小量に控える。一段花房の肥大開始期で第三花房開花頃までは、花質が悪化しない程度に少量多回数の潅水管理に留める。
第一段花房はホルモン処理等によって確実に着果させる。第一段花房が確実に肥大してきていることを確認し、第二段花房の着果後~第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。
追肥は土壌条件や元肥の量によっても異なる為草勢を見ながら行う。高度化成の場合、10日から20日間隔で1回あたり窒素成分量1~1.5kgを目安とする。着果負担のピーク(第四段花房開花から第六段花房開花頃まで)からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合も、薄くして回数を多く施す。
比較的高めの温度管理が適している品種で、気温の下がる時期には出来るだけ2段サーモや3段サーモを利用して、前夜温は12~13℃確保を目標に、その後は徐々に下げて10℃を大きく下回らないようにする。
カルシウム・ホウ素欠乏による芯止まり症や葉先枯れ症は少ない方ではあるが、発生し易い圃場では、定植後から適切な葉面散布剤を定期的に散布するようにする。
4.病害虫防除
青枯病の汚染圃場では足じまんSS、足じまんダッシュなどを用いて接木栽培をする。CMV、TSWV、TYLCV、などに抵抗性がないのでアブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底する。
葉かび病はCf9を侵すレースが発生しているので、適切に防除を行う。

おすすめポイント

裂果少なく果揃い抜群の定番品種。早生で草勢は中強。

特性

草勢  :中強
果重  :220g前後
花数  :4-6
果色  :濃桃
果形  :豊円腰高
裂果  :極少

適応作型

夏秋
抑制
促成
半促成

作型図
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